【連載】『ひとふた』12月編の公開&紹介【毎週月曜日】
編集部のsuzukiです。
虹猫様の『1人殺すのも2人殺すのも同じことだと思うから』(通称『ひとふた』)は、毎週月曜日に全13編の連載形式でノベルスフィアで公開されていますが、12月編が公開されました!
12月編のあらすじ
愛して欲しいと願ってる
12月。陰暦家。BABYシステムの起源にして原点。
BABYシステムを作り、世界を変え、時代を据えてきた家系。
全ては最高の1人を生み出すために。
そう、これはそんな大きな時代と小さな世界から生まれた陰暦家の物語。
12月編の紹介
はるまの双子の妹、みふゆ。
彼女は苦しんでいるはるまを助けるために立ち上がりました。
はるまは現在3つの脳波に縛られています。
1つ目は、こはるの言葉による『こはるの忘却』
2つ目は、まつなの記憶操作による『はるの忘却』
そして3つ目は……お母さんによる『いすずの忘却』
はるまは無事に脳波の縛りから解放されるのか!?
12月編では、陰暦三姉妹たちの視点で彼女達の両親が生きていた頃の話が語られます。
最初は幸せに過ごしていた家族ですが、やがてパパが亡くなってしまい……。
ついに明かされる『いすず』の正体、そして12月31日の出来事。
果たして、この物語がどのような終わりを迎えるのか……
最後の衝撃を是非体験してください。
12月編のキャラクター紹介
みすず
陰暦家長女。能力は“模倣”
はるま
陰暦家次女。能力は“読心”
みふゆ
陰暦家三女。能力は“機能停止”
ママ
陰暦家当主。能力は“記憶操作”
パパ
陰暦家副当主。能力は“スペア”
キーワード紹介
BABYシステム
数世紀前、少子化問題を解決するために政府が打ち出した制度。細胞を提供するだけで子供が作れるシステム。
当初は様々な人間の細胞が売買され、お金を払えば自分の好きな相手や優れた人物との子供を自由に作れるようになっていた。
BABYシステムの誕生から数世紀後、虐待防止策として導入された『能力向上システム』や一般人とBABYシステムの人間を区別する『首輪制度』など、様々な歴史を経て現在ではBABYシステムを利用するには厳しい審査が求められる。
能力
BABYシステムで産まれた人間に与えられた“力”のこと。試験管による受精の段階で遺伝子操作を施すことで付与させる。
その能力は『身体能力』『知的能力』、そして『脳波』の3種類に分類される。
脳波
BABYシステムの能力の種類の1つ。感情、つまりは喜怒哀楽などの感覚的読み取りや共有がそれにあたる。
脳波の部類は未解明な部分が多く、個人によって差異も激しい。
さらに脳波の人間の出産成功率は5%とかなり低く、極めて稀な存在である。
システムブラインド
自身の能力レベルをコントロールする技術。
能力レベルを上げ過ぎると脳に莫大な負担を掛けてしまい、酷いときは後遺症が残る。
施設
表向きはBABYシステムの人間の養護施設だが、その実態は大規模な研究施設。そこでは非人道的な研究も行われている。
大阪研究所
日本で一番脳波研究が進んでいる施設。
鷺沼家
BABYシステムの能力によって繁栄し、“システムブラインド”の研究をしてきた家系。
鷺沼家の本家は大阪にある。
陰暦家
BABYシステムそのものを追求してきた家系。BABYシステムの起源であり原初。
政界や警察にまで圧力をかけられるほどの力がある。
次回更新……?
最後をむかえたはずの『ひとふた』ですが、次回更新、あります!
『ひとふた』最後は10月26日(月)を予定しております。お楽しみに!