【連載完結】『ひとふた』13月編の公開&紹介【毎週月曜日】
編集部のsuzukiです。
虹猫様の『1人殺すのも2人殺すのも同じことだと思うから』(通称『ひとふた』)は、毎週月曜日に全13編の連載形式でノベルスフィアで公開されておりましたが、ついに最後となる13月編が公開されました!
13月編は過去の1~12月編へのクイックアクセスも可能になっています。
今からプレイするのも優しいつくりになっているのでぜひ触ってみてください!
13月編のあらすじ
世界中で一番愛してる
Undecimber. 終わりの先へ……
13月編の紹介
終わりの先の物語、13月編。
“ある人物”を連れて大阪研究所に戻ってきたまつな。
被験体の13番は、その人は前の施設長のような残酷なことをしない人間だと信じていましたが――
2回目の無人島での殺し合い“第2回BABYシステム能力向上実験”が始まりました。
無人島では2番の人間が1番の人間“鷺沼松奈”を倒すために、ある作戦を立てていました。
果たして2番の作戦は成功するのでしょうか!?
そして迎える、様々な物議を醸した13月編のラスト。
もしかしたら1〜12月編のどこかに13月編を読み解くヒントがあるかも……しれませんね。
最後まで『ひとふた』の世界を見続けたあなたは、みすずが視ている世界と同じ世界を視ることができましたか?
13月編のキャラクター紹介
みすず
「ひとふた」の主人公。現在は大阪研究所にいる。能力は“模倣”
まつな
自由と刺激を求めている。大阪研究所に戻ってきた。能力は“記憶操作”
つきみ
松奈家の人間。嗅覚が優れている。
13
大阪研究所の被験体。新しい施設長を気に入っている。聴覚が優れている。
2番
大阪研究所の被験体。無人島で松奈を殺そうとする。能力は“共通目標”
キーワード紹介
BABYシステム
数世紀前、少子化問題を解決するために政府が打ち出した制度。細胞を提供するだけで子供が作れるシステム。
当初は様々な人間の細胞が売買され、お金を払えば自分の好きな相手や優れた人物との子供を自由に作れるようになっていた。
BABYシステムの誕生から数世紀後、虐待防止策として導入された『能力向上システム』や一般人とBABYシステムの人間を区別する『首輪制度』など、様々な歴史を経て現在ではBABYシステムを利用するには厳しい審査が求められる。
能力
BABYシステムで産まれた人間に与えられた“力”のこと。試験管による受精の段階で遺伝子操作を施すことで付与させる。
その能力は『身体能力』『知的能力』、そして『脳波』の3種類に分類される。
脳波
BABYシステムの能力の種類の1つ。感情、つまりは喜怒哀楽などの感覚的読み取りや共有がそれにあたる。
脳波の部類は未解明な部分が多く、個人によって差異も激しい。
さらに脳波の人間の出産成功率は5%とかなり低く、極めて稀な存在である。
システムブラインド
自身の能力レベルをコントロールする技術。
能力レベルを上げ過ぎると脳に莫大な負担を掛けてしまい、酷いときは後遺症が残る。
施設
表向きはBABYシステムの人間の養護施設だが、その実態は大規模な研究施設。そこでは非人道的な研究も行われている。
大阪研究所
日本で一番脳波研究が進んでいる施設。現在の施設長は……
鷺沼家
BABYシステムの能力によって繁栄し、“システムブラインド”の研究をしてきた家系。
鷺沼家の本家は大阪にある。
陰暦家
BABYシステムそのものを追求してきた家系。BABYシステムの起源であり原初。
政界や警察にまで圧力をかけられるほどの力がある。
連載終了!
これにて「ひとふた」の連載は終了となります。今までありがとうございます!
まだプレイしていない方はぜひプレイしてみてください!